昨年のコンサートツアーのテーマは“家族”だった。今年はオリンピックイヤーなので、きっとお祭り騒ぎだと思いきや、信仰の自由、表現の自由を抑圧されてきた人々の人権問題や政治的動きによって、何やら大揺れだ。

日本はというと、年金問題に始まり、政治の混迷、経済の停滞により日本人の生活が右肩下がりという有様。そのうえ、物価や医療費は右肩上がりで、我々の台所を直撃している。決して他人事ではないのだ。何が悪いのだろう?

今、世界のテーマは「環境」だ。地球温暖化をどう防ぐのか。CO2の排出量をどうやって減らすのか。中国などのめざましい発展を遂げている国の急成長の裏には、膨大なCO2や化学物質を発生させ撒き散らしている。発展のために火を使い、使えばCO2が発生し…。戦後の日本がそうだったようにCO2が増え続ける。CO2を減らすためにとバイオ燃料が開発され、その結果、トウモロコシ砂糖小麦等が高騰し、我々の懐までも食い荒らされている。便利な生活、車で気軽に買い物に出かけ、寒い日は暖房、暑い日は冷房のスイッチを当たり前のように入れる。プラスチックの容器に入った食べ物を買ってきては大量のゴミを出す。毎日の生活の中で我々が普通に
やっている事、便利に暮らすことが、CO2の量をどんどん増やしていることを、皆さんは自覚していますか?

ecoを叫びながらegoをやめられない私たち。簡単に身近に出来ることから何か始めてみませんか。ちょっとそこまで、車で行かないで歩きませんか。寒い日は、一枚多めにシャツを着ましょうよ。暑ければ、窓を開けて庭に打ち水をしましょう、あの頃のように。あの頃、日本のみんなが共有していた風景を次の世代の子供たちに伝えるために、一人ひとり、何か始めてみませんか。

日本に生まれてよかったと思える日本になるように何かを始めたいのです。

「ONE DAY ONE」 一日に何か一つ自分で出来ることを、をスローガンに皆さんに歌いかけたいのです。

「日本の言葉はア・イから始まる…」次世代の子供たちの為に、平和で平穏な心を持てる日本になることを夢見ながら、今、僕は歌いたいのです。          
          

岸田敏志