【あらすじ】
1957年秋、アルジェリア戦争が続くフランスの港町シェルブール。病気の伯母・エリーズと共に暮らす20歳の自動車整備士のギイは、17歳のジュヌヴィエーヴと将来を誓い合った恋人同士。結婚に向け思いが募る2人に対し、ジュヌヴィエーヴの母で雨傘店の店主・エムリ夫人は、若すぎる2人の結婚に反対する。そんな時、ギイにアルジェリア戦争への召集令状が届き、戦地に赴くことに。ギイは献身的に伯母を支えてくれていたマドレーヌに伯母を託し、ギイとジュヌヴィエーヴは永遠の愛を誓い合ってシェルブール駅で別れる。後日、妊娠に気付くジュヌヴィエーヴ。ギイからは喜びの手紙が届くも、次第に減ってゆく手紙にジュヌヴィエーヴは不安を募らせる。そんな中で知り合った宝石商カサールが、お腹に子がいるのを承知でジュヌヴィエーヴに求婚する。思い悩んだ末、ジュヌヴィエーヴは街を出て、カサールと共にパリで新生活を始める選択をする。2年後、除隊となったギイはシェルブールに戻り、恋焦がれた恋人に会うため雨傘店を訪れるが、そこには店も彼女の姿もなく…。
Comments